パワーストーンを持っている人にとって、定期的な浄化は重要な儀式の一つですよね。特に塩を使った浄化方法は古くから広く行われており、方法もシンプルな上に効果的です。
しかし、すべてのパワーストーンが塩での浄化に適しているわけではありません。実は一部の石は塩に弱く、ダメージを受ける可能性があるので注意が必要なのです。
この記事では、塩で浄化がNGな石と適している石、そして塩での正しい浄化方法について詳しく解説します。
塩で浄化がNGなパワーストーン
いくつかのパワーストーンは、塩に触れるとダメージを受けるケースがあります。これらの石は主に水溶性が高い、もしくは塩の影響で表面が劣化しやすい特性を持っています。
まずは、塩での浄化を避けるべき代表的な石を見ていきましょう。
石の種類 | 塩浄化がNGな理由 |
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セレナイト | セレナイトはモース硬度が低く(約2)非常に柔らかいため、塩や水に弱い石です。塩で浄化すると表面が溶けたり、くすんだりする可能性があります。 |
ラピスラズリ | ラピスラズリは含有成分に硫黄を多く含むため、塩によって化学反応を起こすことがあります。塩に触れると石の色が変色したり、表面が劣化する可能性が高いです。 |
マラカイト | マラカイトは銅を多く含む石で、塩や水に非常に弱い性質を持っています。塩で浄化すると表面が腐食し、光沢を失う危険があります。 |
ターコイズ(トルコ石) | ターコイズも水分や塩に弱い石の一つです。ターコイズに塩を使うと色が変わりやすく、石が脆くなりやすいため避けるべきです。 |
カルサイト | カルサイトは、硬度が低く(約3)、非常に柔らかい石のため、塩での浄化には不向きです。表面が傷つきやすく、塩での浄化で劣化する可能性があります。 |
塩以外での浄化方法は、こちらの記事を参考にしてくださいね!
塩での浄化が適している石
塩での浄化がNGな石がある一方で、硬度が高く、塩や水に対して耐性のある石などは塩による浄化が非常に効果的でオススメです。
こちらは、塩での浄化が適している代表的な石の一例です。
- クリスタル(水晶): 非常に強力で、塩での浄化が最適。
- アメジスト: 硬度が高く、塩に強いため浄化に最適。
- トルマリン: 負のエネルギーを吸収しやすいので、塩で浄化すると効果的。
塩を使ったパワーストーンの具体的な浄化方法
塩によるパワーストーンの浄化は、古代から行われているシンプルで効果的な方法です。
ここからは、塩を使った代表的な浄化方法をステップごとに詳しく解説していきます。
塩埋め浄化法
塩埋め法は、石を塩の中に埋めて、塩が持つ浄化の力でパワーストーンの負のエネルギーを取り除く方法です。
適した石: 水晶、アメジスト、トルマリンなど、塩や水に強い石
step
1天然の粗塩を用意
浄化には、添加物のない天然の粗塩を使用します。岩塩や海塩が最適です。
step
2容器に塩を敷き詰める
ガラスや陶器のボウルなど、自然素材の容器に塩を入れます。プラスチックや金属製の容器は避けましょう。
step
3パワーストーンを塩の中に埋める
浄化したいパワーストーンを塩の中に埋めます。石が完全に塩に覆われるようにしましょう。
step
4数時間〜一晩置く
パワーストーンを塩の中に数時間から一晩置いて浄化します。月夜の日など、特にエネルギーが高まる時に行うとさらに効果が高まります。
step
5取り出し、塩を捨てる
石を取り出した後、その塩はもう使わないので、捨てるか自然に戻します(海や川などに流すのも良いです)。塩には負のエネルギーが吸収されているため、再利用は避けましょう。
塩水浄化法
塩水浄化法は、塩を溶かした水を使ってパワーストーンを浄化する方法です。石が塩や水に強い場合に有効です。
適した石: 水晶、アメジスト、ガーネットなど
step
1塩水を作る
天然の粗塩を水に溶かし、濃い目の塩水を作ります。きれいな水(水道水でも可)を使用しましょう。
step
2パワーストーンを浸す
浄化したいパワーストーンを塩水に浸します。浸す時間は、石の大きさや浄化の必要度に応じて数時間〜一晩が目安です。
step
3水で洗い流す
浸した後、石を取り出し、きれいな水でしっかりと洗い流して塩分を落とします。
step
4乾かす
柔らかい布やタオルで丁寧に拭いて、乾燥させます。直射日光で乾かすと色褪せることがあるので、日陰で自然乾燥させるのが良いでしょう。
塩を使った簡易浄化法(塩を使った場に置くだけ)
パワーストーンを塩に直接触れさせたくない場合、この方法もおすすめです。石を塩のそばに置くだけでも、塩が持つ浄化の力を借りることができます。
適した石: 硬度が高く、塩に対して特に弱くない石
step
1小皿に塩を盛る
ガラスや陶器の小皿に塩を盛ります。天然の粗塩を使用しましょう。
step
2パワーストーンを塩の近くに置く
石を塩のそばに置くだけで浄化が行えます。直接塩に触れないように注意しましょう。
step
3数時間〜一晩放置
石を塩のそばに置いた状態で、数時間〜一晩待ちます。時間をかけてエネルギーをクリアにします。
step
4塩を捨てる
浄化が終わったら、塩は捨てましょう。再利用は避けてください。
まとめ
様々なシーンでお清めにも使われている塩は浄化能力が高く、浄化方法もとても簡単なので、石のエネルギーをリセットするのにオススメです。
ただし、石によっては塩に弱いものもあるため、事前にその石が塩での浄化に適しているかを確認することがとても重要です。
もし塩に弱い石をどうしても塩で浄化しなければならない場合は、最後に紹介した簡易浄化法以外は絶対に行わず、くれぐれも塩に触れさせないように気をつけましょう。