【保存版】11月誕生石はどっち？シトリンとトパーズの違いと意味・選び方

11月は、「シトリン」と「トパーズ」という2つの宝石が存在します。

どちらも美しく、それぞれに特別な意味や魅力を持つ宝石ですが、色も輝きも少しずつ違います。だからこそ、「どっちを選べばいいの？」と迷う方も少なくありません。

今回は、

これらをわかりやすく解説していきます。

あなたの「気になる」「知りたい」を満たす【保存版】として、ぜひ最後までお付き合いください。

11月の誕生石はなぜ2つあるの？

「11月の誕生石は1つじゃないの？」と驚かれる方も多いかもしれませんが、実は、日本ではシトリンとトパーズの2つが、どちらも11月の誕生石として認められています。

では、どうして1つの月に2つの誕生石があるのでしょうか？この理由には、長い歴史と文化の流れが深く関係しています。

誕生石の歴史をさかのぼると…

まず、誕生石のはじまりはとても古く、旧約聖書の時代にまでさかのぼります。当時のユダヤ教の司祭が身につけていた「胸当て」に使われた12の宝石が、月ごとに分けられたことがきっかけといわれています。

その後、時代とともに宝石と誕生月を結びつける考え方が世界に広まり、地域によってさまざまな組み合わせが生まれていきました。

国によって誕生石のちがいがある

誕生石は、実は国ごとに定められた内容が異なることがあります。たとえば、アメリカでは比較的早い時期に誕生石の基準を定めましたが、その後、他の国でも独自の基準が生まれていきました。

日本では1958年に日本宝石協会が「日本の誕生石」を初めて定めました。そのとき11月の誕生石として選ばれたのがトパーズです。

ですが、年月がたつ中で宝石の知名度や人気、ジュエリーとしての扱いやすさをふまえ、2021年に誕生石の見直しが行われました。そこでシトリンが11月の誕生石に新しく追加されたのです。

つまり、「古くから選ばれていた石」と「新しく追加された石」が、今の11月誕生石として共に認められているわけです。

2つあることで選ぶ楽しさも

誕生石が2つあると、どちらを選べばいいか迷うかもしれません。しかし逆に言えば、選べる楽しさが増えたとも言えます。

それぞれの石には、色合いや意味、持っている力が違うので、下のように比べると自分にぴったりの石を選びやすくなります。

シトリンとは？その意味と特徴

シトリンは、11月の誕生石として知られている美しい黄色の宝石です。そのやさしい色合いと明るいエネルギーから、多くの人に親しまれてきました。

ここでは、シトリンとはどのような石なのか、どんな意味や力があるのかを、わかりやすく解説していきます。

シトリンはどんな石？

まず最初に、シトリンという名前の由来から見てみましょう。

シトリンの語源は、フランス語で「レモン」を意味する「citron（シトロン）」です。名前の通り、レモンのような明るい黄色やオレンジがかった色が特徴となっています。

この石は、水晶の仲間で、「黄水晶（きすいしょう）」とも呼ばれています。自然界ではとても珍しく、多くは加熱によって作られたものが流通していますが、その美しさやパワーは高く評価されています。

シトリンが持つ意味と力

シトリンには、持つ人の心を前向きにし、明るく照らす力があると信じられています。具体的には、以下のような意味を持っています。

なぜ金運の石と呼ばれるの？

昔から、シトリンは「商売繁盛の石」とも呼ばれてきました。特に商人や起業家の間では、シトリンを財布や仕事場に置くことで運が開けると言い伝えられています。

そのため、お金の流れを良くしたい方や、成功をつかみたい方におすすめです。

シトリンの色と見た目の特徴

シトリンの魅力のひとつは、なんといってもその「色」。以下のような色の幅があるため、自分の好みに合ったものを選ぶ楽しさがあります。

また、透明度の高いものは宝石として人気があり、ジュエリーにもよく使われています。ネックレス、指輪、ピアスなどにもぴったりの石です。

シトリンを身につけるとどうなる？

身につけたときの効果としては、気持ちが明るくなることがまず挙げられます。嫌なことがあった日でも、シトリンを見ることで「もう一度がんばろう」と思えるような、そんな心の支えになってくれます。

さらに、仕事や勉強で前に進みたいときやチャレンジする勇気がほしいときにも、そっと背中を押してくれる存在です。

トパーズとは？その意味と特徴

11月の誕生石として、長いあいだ親しまれてきたトパーズ。その美しさと込められた深い意味から、世界中の人々に愛されている宝石のひとつです。

次は、トパーズとはどのような石なのか、どんな力があると信じられているのかについて解説していきます。

トパーズの名前の由来と歴史

トパーズという名前は、昔の言葉で「探し求める」を意味するギリシャ語の「トパジオス」に由来すると言われています。

これは、古代の人々が紅海の島でこの石を見つけようと何度も探しに行ったという伝説があるためです。

日本では昭和のはじめから「11月の誕生石」として広まり、今もその地位を保ち続けています。つまり、シトリンよりも先に誕生石として選ばれていた、由緒ある宝石なのです。

トパーズにはたくさんの色がある？

トパーズというと「青い石」を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、実はトパーズにはさまざまな色があります。そのため、見た目だけでも幅広い楽しみ方ができるのが特徴です。

以下に、トパーズの主な色とその印象をまとめてみました。

特に「インペリアルトパーズ」と呼ばれる黄色〜オレンジがかった色合いのトパーズは、高価で希少とされています。

トパーズが持つといわれる意味とは？

トパーズには、昔から心を落ち着かせ、希望を与える石としての意味があると信じられてきました。具体的には、以下のような力があると考えられています。

とくに「自分にとって本当に大切なものに気づく」と言われている点は、多くの人の心に寄りそってきた理由のひとつです。

シトリンとのちがいは？

同じ11月の誕生石であるシトリンとの違いを知っておくと、選ぶときの参考になります。下の表で、シトリンとの特徴の違いを見比べてみましょう。

トパーズを身につけるときのおすすめ

トパーズは色によって意味合いが変わるため、身につけるときの目的によって選ぶと良いでしょう。

たとえば、

といったように、自分の願いや気持ちに合わせて選ぶのがポイントです。

また、トパーズは石の表面が硬くてキズがつきにくいため、日常使いのアクセサリーとしてもとても人気があります。

【比較表】シトリンとトパーズ、どっちを選ぶ？

11月の誕生石には「シトリン」と「トパーズ」の2種類がありますが、「どちらを選べばよいのか分からない」という方もいるかと思います。

見た目も美しく、それぞれに魅力があるため、迷うのも当然です。

そこで今回は、シトリンとトパーズの特徴を比べながら、自分に合った石を選ぶヒントを紹介していきます。

どちらも魅力的。でも違いはある？

まず大切なのは、「どちらが優れている」ということではなく、自分の願いや気持ちに合っているかという視点です。シトリンとトパーズは色合いだけでなく、意味や使われ方も異なります。

それぞれの特徴を一覧にした表が以下になります。

選び方のコツ：気持ち・色・場面で考える

選ぶときの基準としては、次のような３つのポイントを意識するとよいでしょう。

今の気持ちに合っているかどうか

• 「元気がほしい」「挑戦したい」と感じている → シトリン
• 「落ち着きたい」「心を静かにしたい」と思っている → トパーズ

好きな色や印象で選ぶ

見た目の好みも大切な要素です。色から受けるイメージには、思った以上に心が影響されます。

• 明るく元気な黄色やオレンジ → シトリン
• さわやかな青ややさしいピンク → トパーズ

③ 使う場面や贈る相手によって選ぶ

アクセサリーとして使いたいときや、誰かにプレゼントするときも、場面に合った選び方ができます。

• 日常使いや仕事のお守りに → シトリン
• 大切な人との関係を深めたいとき → トパーズ

シトリンがぴったりの人とは？

シトリンはこんな方におすすめです。

明るい太陽のように、あなたをやさしく照らしてくれるでしょう。

トパーズが合っているのはこんな人

一方、トパーズはこんな場面で力を発揮すると言われています。

静かながら、しっかりと支えてくれる心の味方です。

金運・恋愛運・健康運などの運気別の選び方

誕生石を選ぶとき、「運気を上げたい」という気持ちを大切にする方も多いのではないでしょうか。とくに金運・恋愛運・健康運は、誰にとっても気になるものです。

ここでは、シトリンとトパーズ、それぞれの石がどのような運気に働きかけるかを、わかりやすくご紹介いたします。

どの願いにどちらの石が合う？

まずは、それぞれの石が持つ力を整理してみましょう。

それぞれの願いごとに合った選び方のコツ

選び方に迷ったら、以下のコツを参考にしてみてください。

金運アップには「シトリン」がぴったり

黄色い光を放つシトリンは、古くから「商売の石」とも呼ばれてきました。

金色に近いその輝きから「財を呼びこむ力がある」と信じられていて、お財布の中にシトリンを小さな袋に入れて持ち歩くと、お金の流れが良くなると言われています。

恋愛運には「トパーズ」を

恋を叶えたいとき、大切な人との仲を深めたいときには、トパーズがおすすめです。

とくにピンクトパーズやシャンパントパーズは、愛情や女性らしさを引き出す力があるとされます。気になる相手に自分の想いを伝える勇気がほしいときに心強い味方となってくれるでしょう。

健康運には「ブルートパーズ」が心強い

青いトパーズは、見ているだけで心が落ち着く色合いです。

日々のストレスや不安をやわらげ、心身のバランスを保つ手助けをしてくれます。疲れを感じたとき、寝つきが悪いときなどにもおすすめです。

「自分に合った運気」を知るヒント

「どの運気を高めたいのかは、正直わからない…」という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、今の自分の心や体に足りないものを見つめてみることが選び方のヒントになります。

たとえば――

宝石はただの装飾品ではなく、心にそっと寄りそってくれるお守りのような存在です。今のあなたにぴったりの石が、運気の流れを少しずつ良い方向に導いてくれるかもしれません。

11月生まれ以外でも持っていい？

「誕生石はその月に生まれた人だけが身につけるもの」そう思っている方もいるかもしれませんが、実は誕生月に関係なく持ってもまったく問題はありません。

むしろ、石の持つ力や意味に合わせて選ぶことで、自分らしさを引き出すことができます。

誕生石は「その人を守る石」として使われてきた

まず、誕生石には「その月に生まれた人を守る石」という考え方があります。ですが、それは「その月の人以外は持ってはいけない」という意味ではありません。

本来、石は人の願いや心に寄り添うもの。

生まれた月に関係なく、今の気持ちや状況に合った石を選ぶことがとても大切です。

誕生石は「願いを込めて選ぶ」時代へ

近年では、次のような理由で誕生石を選ぶ方が増えています。

つまり、「直感」や「意味」を大切にして選ぶ人が多いのです。

たとえば、金運を上げたい人が11月生まれでなくても、シトリンを選ぶのは自然なこと。恋愛運を高めたいときにトパーズを持ちたくなるのも、まったく問題ありません。

むしろ「月を越えて」持つことに意味がある

実は、誕生石は「その月に必要な力をくれる石」という見方もできます。

その考え方に立つと、今のあなたにとって必要な運気や心の支えが得られるなら、どの月の石でも意味があるのです。

たとえば――

このように、あなたの「今」に必要な力をくれる石を選ぶことが、いちばん大切なのです。

プレゼントにも最適！誕生月にとらわれない石選び

また、誕生石はプレゼントにも人気があります。とくに誕生月に関係なく、相手の願いや気持ちに寄り添った石を選ぶことはとても心のこもった贈り方です。

たとえば――

相手の気持ちを思い浮かべながら石を選ぶことで、よりあたたかい気持ちが伝わるでしょう。

シトリン＆トパーズのお手入れ方法

どれほど美しい宝石でも、きちんとお手入れをしなければ、輝きを失ってしまうことがあります。特にシトリンやトパーズは、扱い方を間違えると色が変わったり、表面が傷ついたりするおそれも。

長く大切に使っていくためには、正しいお手入れ方法を知っておくことがとても大切です。

ここでは、シトリンとトパーズそれぞれに合った日常的なお手入れの方法を、分かりやすく解説していきます。

基本のお手入れ方法はとっても簡単

まずは、日常的にできるお手入れの基本からご説明いたします。

力を入れすぎたり、ゴシゴシこすったりすると表面を傷つけてしまいます。やさしく丁寧に扱うことがポイントです。

シトリンのお手入れで気をつけたいこと

シトリンは、強い光や熱に弱い性質を持っています。直射日光のあたる場所や、ドライヤーの熱風などに長時間さらしてしまうと、色あせることがあるため注意が必要です。

また、シトリンは比較的硬い石ですが、硬すぎるもの（金属や他の宝石など）と一緒に保管すると傷がつくことも。一つひとつを小分けにして布袋に入れるか、仕切りのある宝石箱を使うと安心です。

トパーズのお手入れは「衝撃と乾燥」に注意

トパーズは見た目に反して、ちょっとした衝撃で割れたり、欠けたりすることがあります。また、乾燥した場所に長く置いておくと、ひび割れが起きることも。

加えて、トパーズは超音波洗浄機の使用も避けた方がよいとされています。見た目では分かりにくいヒビなどがあると、振動でさらに悪化してしまう恐れがあるからです。

保管方法もとても大切です

お手入れ後は保管方法も大事です。大切な石を長く美しく使うためには、保管場所にも気を配ることが必要になります。

宝石の保管で気をつけたい3つのこと

ふだん使わないときは、やわらかい布にくるんで箱に入れるだけでも十分です。また、月に一度ほど、やさしく拭いてあげると良い状態を保てます。

まとめ

11月の誕生石には、シトリンとトパーズという2つの美しい宝石が存在します。それぞれに色や意味、そして雰囲気が異なり、どちらを選んでも間違いではありません。

どちらかを選ぶとき、難しく考える必要はありません。

「なんとなく、こっちが好き」という直感と、「こうなりたい」という願いごとや目的の両方を大切にしてみてください。

宝石やパワーストーンは、身につける人の心にそっと寄りそい、そっと背中を押してくれる存在です。この記事が、あなたにとって運命の一石と出会うきっかけになれば幸いです。

どうぞ、自分らしい輝きを見つけて、日々をもっと前向きに楽しんでくださいね。