パワーストーンの数ある浄化方法の中でも、水を使った浄化法は材料がいつでも身近にあるため、誰でも手軽に行えるのがメリットです。
しかし石の種類によっては水に弱いものもありますし、使う水の種類によっても石にダメージを与えてしまう可能性があるので、注意点をしっかりと把握しておく必要があります。
この記事では、水浄化についての概要や浄化方法の種類、適している石・適していない石の種類、具体的な手順と注意点などを詳しく解説します。
パワーストーンの水浄化とは?
水浄化とは、パワーストーンを水に浸したり流水にさらすことで石に溜まった不要なエネルギーやネガティブな波動を洗い流し、元の清浄な状態に戻すための方法です。
水は古来から浄化や清めの象徴とされており、その透明で流動的な性質によってあらゆるものを浄化する力があると考えられてきました。
特にパワーストーンは持ち主や周囲からのエネルギーを吸収しやすく、長期間使用したりネガティブな環境下で使った後はエネルギーが滞って、石が本来の力を発揮できなくなることがあります。
水浄化では水によってこれらのエネルギーを流し去ることで、石が再びその持ち主にポジティブなエネルギーを与えられる状態に戻すことができます。
水浄化の種類
水浄化には2つの主な方法があります。
浸水浄化
パワーストーンを水に浸し、そのまま一定時間放置する方法です。
浸水することで、石に付着した不要なエネルギーが水に溶け出し浄化されます。この方法は、石に穏やかなエネルギーのリセットをもたらします。
流水浄化
流れる水に石をさらし、エネルギーを流し去る方法です。
動きのある水にはエネルギーをより速く浄化する力があるとされ、浸水浄化よりも短時間で効果を得ることができます。川や滝の水を使うと、さらに強力な浄化が期待できます。
浸水浄化と流水浄化の手順・注意点・適している石
ここからは、2つの水浄化法の具体的なやり方やそれぞれの注意点、そして適している石についても解説していきます。
浸水浄化法
まずは、浸水浄化法の具体的な手順や注意点を見ていきましょう。
浸水浄化の手順
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1浄化用の水を用意する
浸水にはできるだけ清らかな水を使用するのが理想的です。
天然水やミネラルウォーターが推奨されますが、手軽に行いたい場合は水道水でも代用できます。ただし、汚れや化学物質の多い水は避けるようにしましょう。
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2パワーストーンを水に浸ける
ガラスやセラミックのボウルに水を入れ、パワーストーンを優しく置きます。
石が完全に水に沈むようにし、5〜10分間そのままにします。石の浄化を助けるためにその間は静かに瞑想を行い、石が浄化されているイメージを持つのも効果的です。
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3石を取り出して乾燥させる
浸水が終わったら石を丁寧に取り出し、柔らかい布で水分を拭き取ります。
その後、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。直射日光は避けるように注意してください。
浸水浄化の注意点
- 水質に注意:特に硬水や化学物質が含まれた水は石に悪影響を与える可能性があるため、できるだけ清浄な水を使用することが大切です。
- 水に弱い石には不向き:ラピスラズリやターコイズなど、一部の石は水に浸けると表面が劣化する恐れがあります。浸水浄化を行う前に、石が水に強いかどうかを確認してください。
浸水浄化に適した石
- クリスタル(水晶)
- アメジスト
- ローズクォーツ
- アクアマリン
流水浄化法
次に、流水浄化法の具体的な手順や注意点などについて解説していきます。
流水浄化の手順
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1パワーストーンを流水に当てる
蛇口を少しひねり、緩やかに水を流します。
石を手に持って水が石全体に行き渡るように流します。石の表面を優しく撫でながらエネルギーが水に流れていくのをイメージすると、浄化の効果が高まります。
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2浄化時間は1〜2分程度
石に直接流水を当てるのは1〜2分ほどで十分です。それ以上長く当てる必要はありません。自然の川や滝の水を利用する場合も同様です。
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3石を乾かす
浄化が終わったら柔らかい布やタオルで石を優しく拭き、水分を取り除きます。その後は風通しの良い場所で自然乾燥させるのがおすすめです。直射日光や過剰な熱は避けましょう。
流水浄化の注意点
- 水の勢いに注意:強い水流を石に当てると表面が傷つく恐れがあるため、できるだけ穏やかな流水を使用してください。
- 石の種類を確認:浸水と同様、ラピスラズリやマラカイトのような水に弱い石は流水浄化には向きません。これらの石には他の浄化方法を使用するのが安全です。
流水浄化に適した石
- クリスタル(水晶)
- アメジスト
- ローズクォーツ
- カーネリアン
水浄化の頻度
水浄化の頻度は、パワーストーンを使う頻度や置かれている環境によって異なります。
例えば、ストレスフルな環境で使用している場合やエネルギーの強い場所に置いていた場合は、頻繁に浄化する必要があります。逆に、落ち着いた環境で使用している場合は、月に1〜2回の浄化でも十分です。
パワーストーンの持ち主が感じる「石の重さ」や「エネルギーの鈍さ」が、浄化の必要性を判断する目安になります。
水浄化時間について
水での浄化時間を、浸水浄化法では5〜10分・流水浄化法では1〜2分と紹介してきましたが、「それでは浄化時間が短いのではないか」と感じた人もいるかもしれません。
サイトによっては長時間水にさらすことを推奨しているところもあるため、短時間でエネルギーの回復が可能なのか疑問に思われる方もいるでしょう。
しかし、パワーストーンは硬度や成分がそれぞれ異なるため、種類によっては長時間水にさらすことで摩耗したり色が変わってしまう原因にもなり得ます。
また、使う水の性質によって長時間の水にさらしたことで石の成分と化学反応を起こしてしまう可能性もあるため、はじめて水浄化を行う人は短時間で切り上げるのが無難なのです。
もし短時間での水浄化で足らないと感じる場合は、その石の性質や水の成分を十分に調べて安全性を確かめた上で浄化時間を増やしましょう。
水にさらす時間を伸ばすのが適切でないと感じる場合は、他の浄化方法を試してみることをおすすめします。
自然の水 vs 家庭の水道水
水浄化には自然の水(例えば川や滝の水)が特に効果的だと言われています。自然の水は、自然界の浄化力を持ち、その場所のポジティブなエネルギーも石に取り込むことができるからです。
特に山の清流や湧き水、滝の水などはおすすめです。これらの場所にアクセスできる場合は、その場で石を浄化するのが理想的です。
一方で、日常的には家庭の水道水を使って手軽に浄化することもできます。蛇口から流れる水を使った浄化は、特に都市部や自然の水源にアクセスできない場合に便利です。
水道水にはカルキや塩素が含まれていることが多いですが、短時間の使用であれば大きな影響は少なく、浄化効果を得ることができます。さらに、浄水器を通した水やボトルの天然水を使うと、石に与えるダメージを減らすことができます。
水浄化が適していないパワーストーン
全てのパワーストーンが水に適しているわけではありません。特に多孔質や柔らかい石、酸化しやすい石は、水に触れることで劣化する可能性があります。浄化前にその石が水に強いかどうかを確認し、適切な方法を選ぶことが大切です。
ここでは、水浄化が適していないパワーストーンの種類を紹介します。
石の種類 | 水浄化がNGの理由 |
---|---|
ラピスラズリ | 多孔質で、水分を吸収しやすく、割れやすい。 |
ターコイズ(トルコ石) | 水分に敏感で、変色やひび割れのリスクが高い。 |
マラカイト | 銅を含み、水に触れると表面が劣化する可能性がある。 |
セレナイト | 非常に柔らかく、水に溶けやすい性質を持つ。 |
カルサイト | 硬度が低く、水や酸に弱いため、劣化しやすい。 |
ヘマタイト | 水に触れると酸化しやすく、錆びる可能性がある。 |
アンバー(琥珀) | 樹脂の化石で、水に長く浸けると表面が劣化することがある。 |
スギライト | 水に弱く、変質するリスクがある。 |
アズライト | 非常に柔らかく水に弱いため、劣化する可能性がある。 |
アンジェライト | 水に触れると表面が溶けて劣化することがある。 |
水浄化に適さないパワーストーンは、他の方法で浄化するのがオススメです!
まとめ
パワーストーンを水で浄化する方法として、浸水浄化と流水浄化の2つを紹介しました。どちらの方法もシンプルで、パワーストーンのエネルギーをリセットし、再びその力を引き出すために効果的です。
しかしすべての石が水に適しているわけではないため、事前に石の特性を確認することが重要です。正しい手順で浄化を行い、大切なパワーストーンを長く美しい状態で保ちましょう。